2009年03月27日

このユーザー認証、いいですね

私たち視覚障害者にとっては、画像認証があると先に進めません。
楽天でプレゼントに応募しようとしても、だれかに見てもらわないとできません。
グーグルのアカウントを作成するときは、「聞こえた音声を入力」という再生ボタンがあり、表示されている数字と同じ音声を聴くことができます。
メルシーさんから、掲示板を作ったけれど、だれも来てくれないから遊びに来てほしいと言われ、アクセスしてみました。ここは、ユーザー認証するとき、簡単なクイズが出題され、答えを書くと掲載されます。
サービスを提供している会社が視覚障害者のことを理解して下さっているんですね。
うれしいです。
posted by 平瀬 徹 at 16:21| Comment(6) | 福祉・ボランティア

2009年03月19日

点訳ボランティア交流会

3月15日、名古屋点訳ネットワーク主催の「点訳ボランティア交流会」に参加しました。
七グループの活動発表の後、活発な意見交換をしました。
18回の講座を終了しないと点訳サークルに入会できないという高いハードルがあるにも関わらず、ボランティアが減らないというサークルがある反面、ボランティアが高齢化しているので、自動点訳ソフトをフル活用することで視覚障害者に情報を届け続けることができているというサークルもありました。スピーディーに新聞記事を届けるというのも大切なことだと思います。しかし、私は、人名や地名を間違えて覚えるといけないので、とくに児童書の校正には充分注意してほしいと発言しました。
脱字、脱文を防ぐために、点字エディタの音声読み上げ機能を活用しているサークルもありました。音声合成の技術は、視覚障害者のためだけに研究されたのではなく、新聞社でも校閲に音声合成を使用しています。そのノウハウが視覚障害者用のパソコン画面読み上げソフトに発展してきたのかもしれません。
みんなが楽譜も漢点字も、統合教育用の教科書も並行して点訳することで、サークルとしてのレベルを維持できているという事例に、なるほどと思いました。
点字を読む視覚障害者は減少していると言われていますが、教科書点訳の依頼は着実に増えているようです。
小学校での福祉実践教室で点字を学んだことを大人になって思い出してくれて、点訳ボランティアとして活躍して下さる方が増えるといいなあと思います。子供のころから点字に親しんでもらうためのノウハウについての話題もありました。点字を書いてもらうよりも、街中の点字表示や缶ビールなどの点字表示を紹介するほうが有効ではという話もあり、私も講師を頼まれたときに考えてみようと思いました。
今回参加があった14団体の中で、視覚障害者が触読校正に関わっているのは二サークルだけでした。熱心なボランティアの方々の活動に報いるためにも、視覚障害者自身ももっと感想のお便りをするなり、校正を手伝うなりしてほしいなあと思いました。
posted by 平瀬 徹 at 19:03| Comment(1) | 福祉・ボランティア

2009年02月25日

桑名に行ってきました

 昨日は、桑名点訳友の会の例会にお招きいただき、漢点字の説明をさせていただきました。
 これから漢点訳を中心に進められるNさんは、漢点字創案者の故川上泰一先生が名古屋にいらっしゃったときの講演を聴講なさっていたそうです。しかし、なかなか漢点字を体系的に勉強する機会がなく、点訳サークルとしてもずっと中断していたそうです。
 今回は、点訳サークル大樹会でまとめた「ボランティアのための漢点字入門」を使って漢点字の構成を説明させていただいた後、テキストファイルから漢点字に変換し、レイアウトを整える手順のデモをしました。
 勉強会終了後、「漢点訳にもかな点訳と同じような配慮が必要なんですね」という感想を頂き、とてもうれしくなりました。
 今までは漢点訳の勉強会にお伺いしても「漢点字訳はパソコンが自動でしてくれるので、漢点字そのものを覚える必要はないし、少々間違っていても皆さん読んで下さるから、入力したものを早くお届けすることが大切ですね」と言われることが多かったのです。
 桑名点訳友の会は、統合教育を受けている児童生徒の教科書や参考書の点訳もたくさん引き受けているそうです。
 子供のころから漢字の知識を身につけることは大切なことだと思います。しかし、児童書の漢点字図書はあまり多くないと思います。
 桑名点訳友の会の今後の活動が楽しみです。
posted by 平瀬 徹 at 17:22| Comment(2) | 福祉・ボランティア

2009年01月16日

点字で文通

mixiで、点字で文通というコミュニティを見つけました。
布封筒に関するトピックスもあってビックリ!

私が文通を始めたのは17才のころ。名古屋盲学校に、同学年の鹿兒島盲学校の女の子から「文通相手募集」のお便りが届いたのがきっかけでした。全盲なのに、可愛い便箋や封筒でお便りが届くようになりました。薄い紙の点字は読みやすいとは言えないけれど、心が弾みました。
社会人になってからは、「声の漢点字情報」というテープ雑誌を通してパソコンのサポートを依頼されるようになり、茨城県の女性と5インチのフロッピーや漢点字のお便りの往復を毎週のようにするように・・・・・。

最近はパソコンのサポートはメールやスカイプが多くなり、私の点字の文通は点訳ボランティアやガイドヘルパーの方々が中心になりました。パソコン点訳が主流になり、点訳はできても点字の読み書きができないという悲しい現実を打破したいということ、読みやすい点字表記を点字そのものに接することで点訳ボランティアの方々にも理解していただきたいという思いからです。

視覚障害者の間でも文字離れが心配されていますが、点字を大切に思って下さる方がいらっしゃること、とてもうれしいです。
点字で文通で、視覚障害者同士の文通の輪が広がればいいなあと思っています。
posted by 平瀬 徹 at 17:34| Comment(7) | 福祉・ボランティア

2008年12月22日

年賀状、書き終えました

昨夜の、点訳ボランティアの忘年会が参加者が少なく新年会に延期になったので、帰宅後年賀状を書きました。
毎年思うことですが、点字使用者のくせに点字の年賀状が面倒!
年賀ハガキは点字用紙よりも堅いのと、点筆の滑りが悪い。タイプライターを出してくればいいんですが、夜はうるさいのと、机上に年賀ハガキを仕分けして置くのも大変なくらい場所を取るので、懐中定規で書いています。
点字は書ける文字数も少ないので、パソコンで印刷したもののうち、相手方にお伝えしたい所を要約するのも時間がかかります。

最近は点字使用者もパソコンで年賀状を作る人が増えています。私もそうです。
しかし、点字使用者から点字が書いてない年賀状を頂くと、とても悲しいです。
ボランティアの方の中には、自分でお年玉抽選番号を確認できるよう、番号も点字で書いて下さる方もいらっしゃいます。

点字が書いてある年賀状を頂くのはとてもうれしいことです。
「指が痛いなぁ」と思いつつ、30枚程点字を書きました。そして、最後の一枚を書き終えたときの達成感といったら・・・・・。
posted by 平瀬 徹 at 20:00| Comment(4) | 福祉・ボランティア