2011年05月23日

視覚障害者に覚えやすい経路

昨日、愛知県鍼灸専門師会の総会のため、鶴友会館に初めて行きました。
総会案内の地図は名古屋大学鶴舞キャンパスだけだし、ネットでもJRや地下鉄駅が掲載された地図が見つかりませんでした。
そんなことをツイッターでつぶやいたら、早速数人の方から教えていただきました。なかには、グーグルマップに印をつけて送って下さった方もいらっしゃいました。
ネットってありがたいなあと思いました。
JR鶴舞駅には、名大口と公園口があります。私は公園口しか利用したことがありませんでした。
名古屋市公会堂には鍼灸マッサージの健保取扱講座で何度も行ったことあるよね」と言って、公園の中の経路を説明して下さった方もいらっしゃいます。でも」私、何となく地下鉄の一番奥の公園出口からは公開堂に行けても、帰りはまともに同じ経路で地下鉄駅に戻ってこれたことがありません。だいたいは電車の音や案内放送を頼りにJRの駅にたどり着きます。
公園の中って漠然としていて、歩くのが難しいのです。
ということで、今回は初めて利用するJRの名大口を利用することにしました。
「改札を出て左の出口から外に出て横断歩道を渡ると、名大病院だよ」と妹から教えてもらっていたので、そのとおりにしました。
その先は、建物が左か右にあるか、車道がどちらかがわかれば大丈夫。
母に地図を見てもらったら「車道が右」ということだったので、確認し、直進すればいいことがわかってそのまま歩きました。
行きすぎれば幼稚園や交差点があるということでしたが、まだまだ大丈夫。
途中、駐車場らしい音が聞こえてきました。そういえば、母が「立体駐車場らしいものがあるみたい」って言ってたなあ。ということは、方向も間違ってない。
さらに進むと視覚障害者用の誘導ブロック。ということは、ここが病院の玄関?違うかもしれないけど、鶴友会館はメジャーな建物ではないはずだからさらに進みました。
何となく左に学校の門みたいな雰囲気の所がありましたが、閉まっているみたい。ここかなとは思いましたが、さらに進みました。でも、そろそろのような気がして、歩いてきた人に尋ねました。最初に聞いた人は「私、この辺の者じゃないので」ということでさらに歩き、また歩いてきた人に尋ねました。
「この辺りに幼稚園ありませんか?」とお聞きしたら「ここが幼稚園だよ」とのこと。そこで、地図をお店せし、見ていただいたところ、先程の門みたいな所が鶴友会館の入口であることが判り、その親切なおば様に入口までガイドヘルプしていただきました。

視覚障害者が初めての所に独りで行く場合は

1.遠回りでもカーブが少ない道が安心
2.歩車道の位置関係がはっきりしている道がわかりやすい
3.ガソリンスタンド、印食店、駐車場など雰囲気がわかりやすいランドマークも教えてもらえるとさらに安心

だと思います。

だいたい方向がわかったので、次に行くときは、手前の誘導ブロックがある入口から入って、名大の敷地内を歩くかもしれません。
そして、帰りは公園の中を散策してもいいかな?迷子になるかもしれないけど。
posted by 平瀬 徹 at 14:22| Comment(4) | 福祉・ボランティア

2011年01月20日

点字ブロックの敷設方法について思う

1月16日、東京都豊島区のJR目白駅で、マッサージ師、武井実良(みよし)さん(42才)が、ホームから転落し電車にひかれ死亡するという、痛ましい事故が起こりました。
武井さんは「ブラインドテニス」を約25年前に考案し、日本ブラインドテニス連盟の会長を務められていました。スポーツをされていた方がホームから転落されたということは、やはり点字ブロックの敷設方法に問題があったのではないかと思います。
点字ブロックには、方向を示す誘導ブロックと、ここから先は危ないということを示す警告ブロックがあります。
誘導ブロックは縦線ですが、この上を歩くのはとても疲れます。靴底は横に溝がありますので、横線ならそんなに違和感はないかもしれませんが。
誘導ブロックは、階段、エスカレーター、トイレ、券売機などに分岐します。そのため、私たちはたまに誘導ブロックに乗ってみることはあっても、ずっと上を歩くのではなく、分岐を知るためにもへりを確認しながら歩きます。
今回武井さんは、下車する駅をやり過ごしてしまったため、階段を上がらなくても乗り換えできる目白駅で、向かいのホームに移動しようとして線路に転落したと思われます。
普通点字ブロックは、床から盛り上がって敷設されていますが、目白駅は警告ブロックの点の高い所が床と同じくらい、つまり、床をくり抜いて埋め込まれていたようです。そのため、足でブロックのへりを知ることができず、通り越してしまった可能性があります。
点字ブロックを埋め込み式にしたのは、車イス使用者の便宜を考えてのことかもしれません。
車イス使用者にとっては歩車道の段差はバリアになりますが、視覚障害者にとっては段差があったほうが路地に出たことがわかって安心です。
これはなかなか難しい問題です。
駅のホームに関しては、エレベーターのようにホームにドアまたは柵を設置し、電車が到着したときだけ開くようにすれば、泥酔した人が転落しないためにもいいと思いますが、お金がかかります。
最近の視覚障害者のブログには、この事故が起きてから、一緒に電車に乗り合わせた人たちが優しく声をかけて下さるようになったと書かれています。
やはり人と人とのつながりで解決するのが一番いいんでしょうね。
16日、大府に行くとき、名古屋駅で乗り換えました。しかし、名古屋駅なのに、3、4番ホームには駅員がいませんでした。
近鉄は、駅員さんが一人しかいない駅でも、切符を買おうとしているとすぐにガイドヘルプに来て下さいます。
鉄道会社の姿勢の違いを感じさせられます。
posted by 平瀬 徹 at 10:21| Comment(1) | 福祉・ボランティア

2011年01月16日

雪の中のガイドヘルパー講座

今日は特定非営利活動法人ネットワーク大府のガイドヘルパー講座に行きました。
1月中旬から2月中旬は雪が心配だとお話しましたが、中央職業能力開発協会(JAVADA)の基金訓練の認定講座のため、他の講座とのカリキュラム調整が難しいと言われました。
朝起きてみたら外は雪化粧。少し早めに家を出て、関西線春田駅に8時過ぎに到着。すると、改札からホームまで長蛇の列ができていました。7時36分発の列車がまだ来ていないというのです。
8時25分ころ名古屋駅行きの列車が来たので乗車。踏切の点検に時間がかかっていたそうです。一時間近く待った人もいらっしゃったと思います。私はあまり待たずに乗車でき、ラッキーだったと思います。
名古屋駅に着いたら、東海道線も遅れていました。タイミングよく特別快速が来たので乗ろうとしたら、刈谷まで止まらないとのこと。きちんと放送聴いててよかった。
停車していた普通に乗ろうか迷いましたが、もしやと思い隣の3番線ホームに移動。定刻より15分くらい遅れていましたが、区間快速武豊行きに乗り、無事大府駅に到着、定刻通り会場入りし、講座を始めることができました。

午前中は座学でしたが、お昼からはお楽しみの屋外実習!片道はバスに乗って大府駅に行き、共和までJRに乗車。エスカレーターの実習後、帰りはセブンイレブンで買い物実習をして、会場まで歩くというコースでした。雪があまりひどければ帰りもバスにしようと思いましたが、セブンイレブンが中途半端な距離なので、予定通りアイマスク歩行していただきました。もちろん私は、セブンイレブンでは、肉まんと温かいコーヒーを買いました。「肉汁たっぷり肉まん」を買おうとしましたが、ヘルパーさんに「餃子まんのほうがカロリーが少ないですよ」と言われて思い留まりました。

私は雪道を歩くのはそんなに怖くはありません。雪の上を歩くとき、靴底から伝わってくる踏み心地が好きです。凍結している道は嫌いですが。
でも、馴れない人にとっては雪道は大変だったと思います。帰りはこごえそうなくらい冷たかったせいか、私がついて行けないくらい早足のペアもいました。
今回は怪我や事故がなく、無事講座を終えられたことが何よりでした。悪天候の中の実習は、受講して下さった皆様にもとてもいい勉強になると思います。
しかし、安全を考えると、やはり天候がいい日に屋外実習はしたいです。心地よい風を感じながらのアイマスク歩行のほうがぜったいいいと思います。
次回はやはり基金訓練のカリキュラムの都合から、梅雨時だそうです。以前、7月初めの講座で、雷雨のために雨宿りを余儀なくされたことがあります。
日程を組んだり受講者を募集する係の方には、ガイドヘルパー講座をぜひ受講してほしいとお願いしているのですが、なかなか叶えていただけません。

帰りも、とにかく来る電車に乗るしかありませんでした。
名古屋駅からは、いつ来るかわからない関西線を待って春田駅から歩くよりも、何時間待ってもいいから、中村公園から家の近くに止まる服部行きのバスに乗ろうと決めました。
バスは定刻通り運行していて、6時前には帰着しました。
ラッキーなことに、お向いさんのECCの先生がバスを降りたところで声をかけて下さって、ガイドヘルプしていただくことができました。
やはり大府より服部の雪のほうがはるかに深かった!
posted by 平瀬 徹 at 20:49| Comment(4) | 福祉・ボランティア

2011年01月10日

点字、点訳のニーズ

中途失明者が増え、点字使用者人口は減少しつつあると思います。
これは健常者の活字離れも同じ。
しかし、近年晴眼者は、iPadのような電子書籍を購読できる端末で、気軽に読書できるようになってきています。
視覚障害者も、ブレイルメモのような点字ピンディスプレーとマイブックのようなソフトを使って、電子書籍を読めるようになる時代がやってくると思います。
とはいっても、点訳ボランティアの皆さんの力が必要でなくなる時代は永遠にやってきません。
図表や楽譜などのように、単純に文字を点字に変換するだけでは解決できないものもあるからです。家電の取説も、図や画面の説明がないと理解できないものもあります。
盲学校(最近は「特別支援学校と名称変更する所がありますが)に重複障害者が増えるにつれ、健常者と同じように一般の小中高校、大学で勉強したいというニーズも増えています。そういう児童・生徒にとっては、理数、英語、楽譜など特殊な点訳が必要になります。点字使用者が減少したとしても、点字を必要とする人はますます増えると思うのです。
しかし、ボランティアの方々も、家族の介護のために点訳を続けられなくなる人も増えているようですし、期限がある点訳を受ける自信がない、ましてや特殊なものとなると・・・・・という声もあります。
そうなると、現在教科書や参考書を点訳して下さっている方々の負担はますます増えると思うのです。
点訳便利帳という本があります。教科書点訳のノウハウをすべて網羅しているものてはありませんが、これから教科書点訳に取り組んでみようというボランティアの皆さんへの足がかりにはなると思います。
現在教科書点訳をして下さっているボランティアの皆さんに講師になっていただき、「点訳便利帳」を使った勉強会を企画したら、参加してみようというニーズはあるでしょうか。後半は、現在教科書点訳をしているサークル同士の情報交換、知恵の出しあいの時間を作ってもいいと思いますが。
posted by 平瀬 徹 at 11:03| Comment(1) | 福祉・ボランティア

2010年04月04日

ウェブカメラを買いました

最近スカイプはご無沙汰気味でした。ツイッターにつぶやき始めたことと、スカイプで音楽の話をしていた方が相次いでお亡くなりになったりして、パソコンの話ばかりではなぁと思うようになったからです。
ところが、先月21日に名古屋で行われた福祉用具展に、関西からスカイプ仲間のジョージさんがいらっしゃるということでお会いすることに・・・・・。
ジョージさんはウェブカメラを接続されていました。ちょうどタイミングよく、ガイドヘルパーもパソコンボランティアもされている患者さんが来院されていたので、ウェブカメラのデモをしていただきました。200万画素のカメラだと、郵便物の宛名やダイレクトメールも読めるようです。
当日はその患者さんにもご一緒していただき、ジョージさんをすぐ近鉄名古屋駅の改札で見つけていただくことができました。
そこで、私もウェブカメラを買うことにしました。最初は楽天で安いものを購入しましたが、パソコンとの相性が悪かったのか、暗いと言われたりUSBポートに差し直さないと認識してくれなかったりで返品。
ジョージさんと同じものを神戸のサポートハウスで購入しました。もちろん正常に動作しています。
これからは、母が外出しているときにスカイプで晴眼者の方に郵便物を見ていただくこともできます。老眼の母の目を酷使しなくてもよくなりました。
こんなウェブカメラの使い方もあるんだということを、晴眼者の方々にも、視覚障害者にも知っていただければと思います。
posted by 平瀬 徹 at 17:31| Comment(3) | 福祉・ボランティア