視覚障害者の往療を支援するためのNPOの話、立ち消えになりそうです。
障害者の雇用率を上げるという目的もありますから、助成金を当てにすることについては私も異論はありません。
ただ、今時歩合制というのはどう考えても時代遅れ。
生活の安定がなければ、私ならぜったい就職を考えませんし、優秀な有資格者は紹介できません。
最初は、給料は安くても、学術を学べるところをと思っていました。しかし、私が開業前に働いていた鍼灸院は、月給制でしたしボーナスも雇用保険もありました。昇給もありました。勉強会に出れば交通費は半額、受講料は全額支給と大変恵まれた環境で仕事をしながら学ばせていただきました。
NPOは非営利のはず。やはりここまでやってほしいなあと思います。
私は二年間鍼灸院に勤めて開業しました。本当は五年くらいは勉強させていただきたいと思っていました。
しかし、院長が調査して下さって、「この地で開業するのなら今しかない」と教えて下さいました。
私が開業してから半年くらいで開業された方もいらっしゃいましたが、理由はわかりませんが廃業されました。
平屋の市営住宅が高層になり、引っ越して行かれた方にも続けて来院いただいています。
名古屋高速が開通し、JRの春田駅もできました。
院長が教えて下さったタイミングは正しかった。とても感謝しています。
2009年07月22日
なかなか難しいです
posted by 平瀬 徹 at 16:20| Comment(2)
| 鍼灸治療
自助努力だけではどうにもならないことがありますよねぇ
確かに20年以上前に月給制の鍼灸院は少なかったと思います。
歩合制の所でバリバリ働く人よりは、おそらく私の月給は少なかったと思います。しかし、勉強会に参加すれば補助がありましたので、勉強できる環境もありました。
院長もよく勉強する人でしたから、平日も帰宅後「疲れた」とすぐに寝てしまうことはできませんでした。
NPOで鍼灸マッサージ治療院を作るのであれば、福祉的雇用ではなく、きちんと生活していけるだけの安定収入を維持してほしいし、意欲がある人には勉強できる環境も整えてほしいと思うのです。
それが鍼灸マッサージ師の資質向上につながると思うのです。