点字に興味を持って下さった患者さんから「点字ののばす文字ってやっぱり棒線なんですね」って言われました。
そうなんです。点と点が近いと、点の集まりではなく線として感じられるんです。
のばす文字(ー)は
○○
●●
○○
です。
ちなみに矢印は
○○ ○○ ●○
●● ●● ○●
○○ ○○ ●○
です。
点字を覚え始めたころ(今でもそうですが)
●○ ●○ ○● ○●
●○キ ○●サ ●○ノ ○●ヨ
○● ○● ●○ ●○
は曲線、バナナのように触れます。
●● ●● ●●
●○ ○○ ○● ヘ フ ム
●● ●● ●●
と書くと長方形として触知されます。
最近は試験問題の空欄記号には
○● ●● ●● ●○
○● ○○ ○○ ●○
○● ●● ●● ●○
を使いますが、私は「ヘ フ ム」のほうがしっくり感じられます。
私たちは、点字を点の集まりとしてではなく面としてとらえています。
皆さんが漢字やひらがな、カタカナを読むときも、線や点の組み合わせというよりは図形としてとらえているのではないでしょうか。
晴眼者の方には点字を触読していただく必要はないと思うのですが、上記のように感じられるということを理解していただけると、とてもうれしいです。
立体コピーの場合、二本の線が近いと一本として触知できてしまうことがあります。
触図としてはサーモフォーム複写機を使うとさまざまな材質の貼り絵を原盤にできたのですが、生産中止になったのが残念です。
点字プリンタの中には、三種類の点を打ち出すことができるものもありますが、実際触読で判別できるのは二種類だと思います。それがプリンタによって大点と中点だったり、中点と小点だったりするので、同じデータを使い回すことはできません。
2009年04月18日
やっぱり点字上達の鍵は「読み」
posted by 平瀬 徹 at 16:19| Comment(3)
| 福祉・ボランティア
楽しいっちゃぁ〜、楽しいですね!
○● ○○ ○○
●○ ●● ●●
○● ○○ ○○
です。
上矢印と下矢印は定義されていません。