2007年08月16日

自律神経と免疫

 12日は、現代鍼吸手技療法研究会の大阪勉強会に参加しました。
 「ひらせ鍼灸院に通院するようになって、風邪を引かなくなった」とおっしゃって下さる患者さんが多くいらっしゃいます。
 鍼灸によって、血圧や血糖値を下げることができます。
 安らかな気分にさせ、ストレスや不眠を解消する方向に導くこともできます。
 私は今まで、免疫を高める治療と自立神経系へのアプローチは別と考えてきました。
 今回の勉強会で、次のような話がありました。
 自立神経は白血球も支配しています。同時に、免疫システムと自律神経は互いに深い関係を持っているので、免疫システムのバランスも重要となります。
 ストレス過剰や疲れを抱えると、顆粒球を支配する交感神経が活発になり、増えすぎた顆粒球が粘膜を破壊して胃かいようやガンの発生原因となります。逆に、のんびり
し過ぎた、メリハリの無い生活をおくると、副交感神経が優位となり、リンパ球が増えすぎ、アレルギー症などの発生原因となります。
 今、肺癌の術後の患者さんで、免疫力を高めてほしいと来院して下さっている方がいらっしゃいます。軽い鬱状態のときもあります。自立神経のバランス調整と、免疫力を高める治療を関連づけられればと思いました。
posted by 平瀬 徹 at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍼灸治療
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