私は、現代鍼灸手技療法研究会という小さな勉強会に参加しています。
この勉強会は、大阪・名古屋のヘルスキーパー(企業で働く鍼灸マッサージ師)が発起人になって設立、その後開業鍼灸マッサージ師や病院や治療院で働く鍼灸マッサージ師も仲間に入れていただけるようになりました。そして、東京にも勉強の輪が広がりました。
大阪は、殆どがヘルスキーパーのため、勉強したいニーズも同じで、当番制で調べてきたことを発表しあうという形で進められています。
それに対し、名古屋は、私のように開業している者、病院や治療院にお勤めの方もいらっしゃるので、ニーズは多様です。有名な講師をお招きするときには参加者が多いのですが、自主勉強会だとあまり集まりません。
今月の名古屋の勉強会は、脈診流の経絡治療でした。講師は参加者全員に、休憩なしで、普段治療院でされているのと同じ流れで鍼をして下さいました。とても感激しました。参加者は、脈やお腹、背中の状態が治療前後でどう変化するかを見せていただきました。
講師をお招きする勉強会でも、できるだけ実技を入れていただくようお願いしていますが、座学には熱心でも、実技になると「私はいいから」と引いてしまわれる方もいらっしゃいます。もったいない話です。
その一方、正社員ではなく契約社員のため、いつ首を切られるかもという危惧があって、大阪から名古屋の勉強会にも毎月のように熱心に参加して下さる方がいらっしゃいます。
昨年5月、8月、そして今年1月に大先輩の治療院を見学させていただき、それぞれの技を体験させていただき、私も早速取り入れて毎日の治療に使わせていただいています。
病院にお勤めの方は、最新の医療についての情報をお持ちだと思いますので、そういったお話を聞かせていただけるだけでもいいのですが「私には人前でお話する能力はないから」とおっしゃいます。
自主勉強会で披露する技がないというのなら、発表のためにだけでも何か課題を見つければいいと思うのです。それが、自身のためにもなり、患者さんに接するときの自信にもつながると思うのですが。
2007年04月11日
鍼灸マッサージの勉強会
posted by 平瀬 徹 at 15:32| Comment(0)
| 鍼灸治療
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