2008年06月23日

鍼灸マッサージと健保治療

先月愛知県鍼灸師会の会長に就任された梅村邦雄先生は、新会長挨拶の中で、「保険を使えることは患者の権利であり、自らの都合を優先すべきでないと考えます。実費で高くても患者は来る、それをプライドにすることをやめてほしい」と述べられています。
私も同感です。
ひらせ鍼灸院には「保険使えますか?」という問い合わせのお電話を頂いたものの「現金でお願いします」と来院される方もいらっしゃいます。「保険が使えるのならきちんとした治療院だと思って問い合わせてから来ました」とおっしゃられます。
鍼灸マッサージで健保治療をするためには、お医者さんの同意書が必要です。お医者さんに同意を頂くということは、お医者さんに信頼していただくことが大切です。
さらに梅村先生は「未病を治すとか、人間全体を診る経験治療であるとかに甘えずに科学性を追及しなければ、医師、患者の確固たる信頼は不可能です。保険と学術は我々業団発展の両輪です。」とも書かれています。
私が所属している現代鍼灸手技療法研究会では、特定の流儀に拘らずいろんな治療法を学んだり、参加者の治療院見学をしたりしています。私も治療の組み立て方や鍼の刺し方のレパートリーが、この勉強会に参加するようになってかなり増えました。7月20日は、パソコンを使った鍼灸マッサージ健保レセプト作成について学びます。パソコンを使えば視覚障害者もレセプトを作成できる時代になりました。治療に長期間を要する患者さんに安価に治療を受けていただけるよう、とくに視覚障害者の鍼灸マッサージ師の方々に、受講していただきたいと思います。
posted by 平瀬 徹 at 19:19| Comment(0) | 鍼灸治療
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